トピア コンタクトコンタクトレンズの
ためになる話

カラーコンタクトレンズ「カラコン」の話

最近おしゃれを目的とした「カラコン」の使用者が急激に増加してきており、粗悪なレンズによる眼障害が問題となってきています。

平成21年2月4日の「薬事法施行令の一部を改正する政令」で非視力補正用(度なし)コンタクトも高度管理医療機器に指定されました。

「カラコン」はレンズの直径が大き過ぎたり、厚みが厚過ぎたり、酸素透過性の悪い、低含水性の素材を使ってレンズの表面や裏面に、色素をプリントしているものも多く、結膜側や角膜側への色素の直接の露出や、色素による表面の凸凹が眼に色々な障害を起こす原因となっています。そのためにひどい結膜炎や角膜炎を起こしたり、細菌や微生物の感染による重篤な角膜潰瘍などを起こして、入院治療して治っても、角膜が白く濁って視力が極端に低下して、角膜移植が必要な程の障害が残ったり、最悪の場合失明する危険があります。

ですから (度入り) もあり、着色材がサンドイッチの具の様にレンズの内部にはさみこまれていて直接眼にふれず、着色部の酸素透過性も透明部位と変わらないレンズの使用をお勧めします。

この条件を満たすレンズとして、当店ではボシュロム社製の「ナチュレール」やジョンソン アンド ジョンソン社の「ワンデー アキュビュー ディファインモイスト」や「2ウィーク アキュビュー ディファイン」などのレンズを販売していますので、これらのレンズを眼科専門医の検査を受けながら使うのが安心です。

コンタクトレンズの話

現在わが国では1,866万人がコンタクトレンズを使用し、そして、そのうちの約1/3に当たる660万人が1dayタイプの使い捨てレンズを使用していると言われています。

しかし、コンタクトレンズ装用者の10人に1人は眼に何らかの障害を負っていると考えられています。原因はレンズ装用による角膜の酸素不足、ばい菌の感染、蛋白質や脂肪によるレンズの汚れ、レンズによる機械的刺激など色々です。

  1. レンズの不適切な使用法として、最も多いのが使用期間を超えた長期間装用です。

    ◆1-dayは一日で使い捨てるレンズで、毎朝新しいものを入れなければなりません。2日も3日も同じレンズを使ったり、入れっぱなしにしたりするという不適切な使用をしているケースがままあると思われます。こういった使用法が、色々な眼障害を引き起こす原因になっています。使い捨てレンズは必ず使用日数を守って使ってください。

    ◆2-Weekは2週間の間、毎日就寝前までには必ず外すレンズです。痛みが無いからとか、外すのが面倒だからと言って、何日も入れたままにしていると、角膜が酸素不足になって濁ってきたり、新しい血管が角膜の周辺部から進入してきたりします。

  2. 不適切な使用法として次に多いのが、レンズの洗浄不足です。

    始めに、石鹸を使い流水で手指をよく洗ってください。レンズの洗浄には「こすり洗い」と「つけおき洗い」とあり、汚れや微生物の除去効果は指の腹を使う「こすり洗い」の方が明らかに優れています。いずれにしても、レンズの種類に合ったケア用品を使って、こまめに手入れする事が大切です。

また眼の障害を自覚しても、メガネを持っていない為に、レンズを着け続けてしまう例が日常診療で多く見られます。普段からメガネを持って、家に帰ったらメガネにするなど、出来るだけコンタクトレンズの装用時間を短くするのも障害をさける良い方法です。

コンタクトレンズは、どんなに良いレンズでも眼にとっては異物です。いくら正しく使用していても、異常が起きる場合があります。安全のために、3ヶ月に1度は眼科で定期健診を受けて使いましょう。

コンタクトレンズの安全使用上のためになる話

日本コンタクトレンズ学会と日本眼感染症学会が、2007年4月からの2年間に、コンタクトレンズによる重症角膜感染症で入院した人の全国調査を実施しました。

その結果、全体で350例が報告され、平均年令は28才で、原因としては緑膿菌感染(細菌)が一番多く、次いでアカントアメーバ(原虫)感染が多く見られました。  
アカントアメーバは水道水の中にも常在していて、不潔なコンタクトレンズケースの中にも多数繁殖しています。もしこうした液に浸っているコンタクトレンズを、傷のある角膜に装着すると、重い角膜感染症を起こす危険性が高くなります。

また30才以下の角膜感染症患者は、9割がコンタクトレンズ装用者でしめられていて、若者の視力障害の原因にコンタクトレンズが深くかかわっている現状が明らかになっています。 
汚れたコンタクトレンズを眼に着けると、異物や細菌、その他の微生物が眼の表面に運ばれ、角膜とコンタクトレンズの間にある涙による洗浄効果も低下して、増々感染し易い状態を作り出します。これを防ぐ為にも、コンタクトレンズは常に清潔に保っておくことが大切です。
最近は多目的洗浄剤(multi-purpose solution : MPS)というのが多く用いられていますが、この場合こすり洗いとすすぎが正しく行われることが必要です。また、レンズケースは汚染され易い物ですので、定期的に新しい物に交換してください。  

角膜感染の面から見ると、現時点では1日使い捨てレンズを、規定通り1日で使い捨てるのが一番安全な方法です。
しかし今回の調査で、入院する程ひどい角膜感染症を起こした人は、正しくレンズを使っていない傾向が強いことが明らかになりました。1日使い捨てレンズを、2~3日、いや1週間以上、もっとひどい人は1ヶ月を超えて使っていました。  

重症角膜感染症の発症時に使用していたレンズで、最も多かったのは2週間の使い捨てレンズで、全体の56%をしめていました。
これも2週間で捨てなければいけない物を、40%の人が3週間から1ヶ月、10%の人は1ヶ月以上も同じレンズを繰返し使っていました。

要するに、こういったルールを守らない不適切なレンズの使用を完全に止めない限り、コンタクトレンズによる重症角膜感染症は、今後ますます増加していき、若者の視力障害を助長していく主な原因となり続けていくと考えられます。

【コンタクトレンズ使用上の注意】

  1. 使い捨てレンズの場合は、使用期限の厳守
  2. レンズケア、すなわち洗浄、消毒、こすり洗い、すすぎの励行
  3. コンタクトレンズケースの定期的交換(3ヶ月1回程度)
  4. 終日装用のレンズ(寝るときはずす)か、連続装用のレンズかの確認
  5. 医師によるコンタクトレンズの定期検査(3ヶ月1回程度)

以上の点をしっかり守って、正しく安全にコンタクトレンズをお使いください。

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